無料の kintone 開発者ライセンスの環境は、人に売るプラグインの開発と動作の確認に使えます。 2026年10月に、サイボウズへ問い合わせて、そう回答をもらいました。
ただし、使ってはいけない場面もあります。問い合わせた理由、回答の内容、守ることを順に書きます。
kintone 開発者ライセンスとは
kintone のプラグインやカスタマイズを作る人のための、無料の環境です。公式のページによると、内容は次のとおりです(2026年10月に確かめた内容)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料 |
| 使える期間 | 1年。続けて使うには、延長の手続きが要る |
| コース | スタンダードコース |
| 使える人数 | 5人まで |
| 環境の数 | 1人につき1つ |
申し込みは、公式のページからできます。
なぜ問い合わせたのか
規約には、使える目的が「kintone API を使用した開発の目的」と書かれています。プラグインの開発は、公式のページにも用途として出ています。
一方で、作った物を売ってよいかは、どこにも書かれていませんでした。 禁じる文も、許す文も見つかりません。
私は、作ったプラグインを有料で配るつもりでした。あとで「その使い方は認めていません」と言われると困ります。作り始める前に、問い合わせることにしました。
聞いたこと
cybozu developer network の問い合わせ窓口に、次の内容を聞きました。送った文面そのままではなく、要点です。
第三者へ有償で販売するプラグインの開発と動作確認に、開発者ライセンスの環境を使ってよいか。
回答の内容
事務局から、メールで回答をもらいました。要点は次のとおりです。文面そのままではなく、私がまとめた物です。
- 人に有償で売るプラグインの、開発と動作の確認に使ってよい。
- 客向けの物でも、自分の会社向けの物でも、開発とテストに使える。
- 売ること自体は、妨げにならない。
守ること
回答には、あわせて守ることも書かれていました。規約にある内容と同じです。
- 本番の仕事には使えない。 開発者ライセンスの環境で、実際の業務を回してはいけません。
- 見本のサイトとしては使えない。 作った物を見せるための、デモやポートフォリオの置き場所にはできません。
- 1つのアカウントを、何人かで使い回せない。
- 1人につき1つの環境まで。
- 1年ごとに、延長の手続きが要る。 自動では続きません。
売る人が気をつけること
守ることの2つめは、売る人には大事です。買う前のお客さんに、開発者ライセンスの環境を触ってもらうことはできません。
私は、プラグインの紹介を、画面の写真で行っています。動いている様子を見せたいときも、環境そのものを渡さず、写真か動画にします。
この記事を読むときの注意
- これは、私の問い合わせに対する回答です。サイボウズが広く公開している案内ではありません。
- 規約や方針は、変わることがあります。同じことを考えている方は、規約を読んだうえで、自分でも問い合わせることを勧めます。回答のメールは、あとで根拠になるので、消さずに取っておけます。
この環境で作った物
回答をもらったあと、この環境でプラグインを2つ作りました。期限が近いレコードに色を付ける「期限の色付け」は、note の記事で無料で配っています。入れ方は、kintone にプラグインを入れる手順に書きました。