kintone の検索で、入れたはずのレコードが出てこないことがあります。多くは、検索の決まりに合っていないキーワードで探しているのが理由です。 壊れているわけではありません。
私も、kintone を使っていて「検索がしにくい」と感じていました。この記事は、サイボウズの公式の説明をもとに、出てこない理由を5つにまとめた物です。読んだのは、kintone ヘルプの「データを検索する」と、開発者向けのページ「kintone の検索の仕組みと注意点」です(どちらも2026年10月14日に読みました)。私が自分の kintone で1つずつ試したわけではありません。
1. 1文字で探している
日本語は、2文字以上のキーワードで探す決まりです。
ヘルプの例では、「日本語」と入ったレコードは、「日本」「本語」「日本語」で見つかります。「日」「本」「語」の1文字では見つかりません。
人の名字を1文字で探すときに、つまずきやすい決まりです。2文字以上で探し直してください。
なお、ヘルプには「1文字の単語は、1文字のキーワードで検索できます」とも書かれています。ただ、どの文字が1文字の単語として扱われるかまでは、書かれていませんでした。
2. 英数字の一部だけで探している
英数字は、単語ごとに探す決まりです。単語の途中までを入れても見つかりません。
ヘルプの例では、「cybozu kintone2」と入ったレコードは、「cybozu」や「kintone2」で見つかります。「cy」や「kintone」では見つかりません。
品番や社員番号のように、英字と数字が続く値で起きやすいです。たとえば「KINT0001」を「0001」で探しても、出てきません。値を最後まで入れて探してください。
3. 「_」でつながった言葉を、分けて探している
「_」(アンダースコア)、「#」、「+」は、単語の一部として扱われます。
ヘルプの例では、「cybozu_kintone」と入ったレコードを探すには、「cybozu_kintone」とまとめて入れます。「cybozu」だけでは見つかりません。
反対に、「-」「/」「(」「)」「@」などの記号は、キーワードから消されます。記号そのものを探すことはできません。
4. 登録した直後に探している
kintone の検索は、レコードを登録したあと、裏側で検索用の目録を作ってから使えるようになります。開発者向けのページによると、目録ができる前に探すと、登録したレコードが出てこないことがあります。
CSV でまとめて読み込んだ直後や、大きな添付ファイルを足した直後は、目録づくりに時間がかかることがあります。 時間をおいて探し直してください。
同じページには、一覧の絞り込みで「次のキーワードを含む」を使ったときも、同じことが起きると書かれています。急ぐときは、「等しい」で絞り込むと、目録を待たずに探せるそうです。
5. 「or」を小文字で入れている
「A か B のどちらか」で探すときは、間に「OR」を大文字で入れます。
小文字の「or」は、ふつうの言葉として扱われます。ヘルプの例では、「ABC or DEF」と入れると、「ABC」「or」「DEF」をすべて含むレコードを探します。
ほかに知っておくと楽なこと
- キーワードは、10個まで入れられます。
- 空白を含む言葉は、「"」で囲むと、空白ごと1つの言葉として探せます(例: "ABC DEF")。
- 大文字と小文字、全角と半角は、区別されません。カタカナの全角と半角も、区別されません。
ルックアップには、1文字で探せる設定ができた
2026年3月版のアップデートで、ルックアップの欄に「1文字検索と英数字の単語内検索を有効にする」という設定が増えました(2026年3月版 主なアップデート)。
これを有効にすると、ルックアップでレコードを取ってくるときに、「林」の1文字や、「KINT0001」の「01」でも探せます。アップデートのあとに置いたルックアップは、はじめから有効です。前から置いてあるルックアップは、無効のままなので、自分で設定を変えます。
この設定が効くのは、ルックアップでレコードを取ってくる場面です。アプリの検索や一覧の絞り込みにも効くかどうかは、アップデートの説明に書かれていませんでした。
まとめ
出てこないときは、次の順に確かめると早いです。
- 日本語を1文字で探していないか
- 英数字を途中までで探していないか
- 「_」でつながった言葉を、分けていないか
- 登録した直後ではないか
- 「or」が小文字になっていないか
ここに書いたことは、2026年10月14日の時点の公式の説明です。kintone は毎月のように変わるので、困ったときは公式のヘルプも見てください。